こんにちは、JINKです。
今日は、ちょっと身近で、でもなかなか説明が難しい話題に挑戦します。
「ねぇ、パパ、経済ってなに?」
夕食のテーブルで娘にふと聞かれたこの質問。
ニュースやネットではよく目にするけれど、子どもに説明しようとすると、意外と難しいもの。
でもこの質問は、「一緒に考えてみよう」というチャンスでもあります。
同じように、「うまく説明できないな」と感じているパパママに、
少しでもヒントになればうれしいです。
🌍 経済ってなに?
「〇〇ちゃん、今朝食べたパン、どこから来たと思う?」
「スーパー?」と娘。
「そうだね。でもそのパンは、
パン屋さんが作って、
農家さんが育てた小麦からできて、
トラックや船で運ばれてきたんだ。」
ひとつのパンが〇〇ちゃんのもとに届くまで、
作る人、運ぶ人、売る人、買う人――
たくさんの人が関わっている。
これが経済。
モノやサービス、お金の流れを通じて、
みんなで暮らしを支え合う仕組みなんだ。
💰 お金はなぜ必要?
「もしお金がなかったら、どうなると思う?」
「交換する?」と娘。
「そう。昔は魚と野菜を交換してたんだ。
でも、もし相手が魚嫌いだったら?」
お金は、誰とでも交換できる「ありがとうの券」。
魚でも野菜でもおもちゃでも、
お金があれば「欲しいもの」と交換できる。
「〇〇ちゃんのおもちゃの中にも、外国で作られたものがあるかもしれないね。
そういうものを買うときも、
日本のお金は外国のお金と交換されて、
国と国をつないでいるんだ。」
最近ニュースで聞く「円安」「円高」も、
実は〇〇ちゃんの暮らしとつながっているんだよ。
🏠 家の中の経済
「経済って、家の中にもあるんだよ。」
- 〇〇ちゃんが食器を片づける → サービスを提供
- パパママが「ありがとう」のお小遣いを渡す → 報酬の分配
- 家族でご飯を食べる → 消費
- 電気や水道を使う → インフラの利用と対価の支払い
さらに、公園や道路は、
みんなが払った税金で作られている。
これも「みんなで分け合う経済」のひとつ。
「家の中も町の中も、
経済でつながっているんだね。」
🌊 経済が止まるとどうなる?
「もし、みんながおもちゃを買わなくなったら?」
「おもちゃ屋さんが困る?」
「そのとおり。
工場で作る人、運ぶ人、売る人、みんな困っちゃう。」
逆に、みんながお金をたくさん持っていて、
いろいろなものを買おうとすると――
お店の人は「もっと高くしても売れる」と思うかもしれない。
そうやって、100円のジュースが200円になることもある。
これが物価が上がる(インフレ)ということなんだ。
次回のテーマ「需要と供給」にもつながる話だね。
🔍 親子で考える問いかけ
「今日、〇〇ちゃんが“作った”“使った”“分けた”ことって何があったかな?」
たとえば:
- 折り紙を折った → 作った
- おやつを食べた → 使った
- お友だちとシールを交換した → 分けた
家の中や学校にも、
小さな経済がたくさんあるよ。
🌟 まとめ
経済は、特別な人だけの話じゃない。
スーパーのパン、家の電気、おこづかい、公園――
私たちの暮らしの中にある。
全部を完璧に説明しようとしなくていい。
「一緒に考えてみよう」
その一言が、親子の学びの時間になる。
📢 次回予告
次回は、
「どうしてモノの値段は変わるの? ~需要と供給の話」
アイスの値段や、おもちゃの品薄。
身近な話から探ってみよう。
💬 一言メッセージ
経済は「暮らしの教科書」。
今日の気づきが、明日の会話を作ります。
家族で、少しずつ学んでいきましょう。
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